<話題の焦点>=都市鉱山関連に注目、自治体が4月から回収開始で本格始動

 社会的な注目度が高いわりに、これまであまり株式市場ではテーマにならなかった「都市鉱山リサイクル」がいよいよ日の目を見そうだ。捨てられる小型家電を自治体が回収し再資源化を図る制度が4月の新年度入りからスタートするためで、これに伴い都市鉱山リサイクル関連も脚光を浴びることが期待される。

 そもそも都市鉱山リサイクルとは何か。携帯電話やデジタルカメラなどには金や銀、パラジウムなどの貴金属やレアメタルが含まれているが、粗大ごみとして捨てられるものも多い。

 これら都市に眠る資源を回収して再利用することを廃家電を鉱石に見立てて〝都市鉱山〟リサイクルというが、環境省の試算では小型家電は年間約28万トンが破棄され、その中に含まれる有用金属の価値は844億円に上るという。

 推進する環境省の調査では、既に全国の約3割の自治体が先行して回収しているか、新年度から参加する意向を示しているという。まだ率としては低いようだが、今後、新制度のスタートにより回収率が高まれば関連する企業には大きなビジネスチャンスとなることが予想される。

◆都市鉱山リサイクルの主な関連銘柄
中外鉱業<1491.T>
アルコニックス<3036.T>
三井金属<5706.T>
三菱マテリアル<5711.T>
住友金属鉱業<5713.T>
DOWAホールディングス<5714.T>
アサヒホールディングス<5857.T>
松田産業<7456.T>
フルヤ金属<7826.OS>
ダイセキ<9793.T>

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)