<私の相場観>=ブーケ・ド・フルーレット代表 馬渕 治好氏

 株式市場は非常に強い展開を続けているが、目先的には調整を入れる局面に来ていると判断される。ただし、中長期的には依然として上値余地があり、日経平均株価は6月末までに1万2000円近辺に達する可能性が高そうだ。

 日本株の先行きに対する強気な見方の背景に挙げられるのは、世界的な株高や円安に象徴されるリスク選好の流れが明確に形成されていることだ。

 米国債や日本国債、独国債など安全な国債が売られ、反対にイタリア、スペイン国債などは買い戻されている。また、安全資産の代表格である金も売られており、世界は一様にリスクオンの方向に視線が向いている。

 もっとも短期的にはテクニカル指標が指し示すように過熱感があり、日経平均は1万1000円、為替は1ドル=90円ラインを境に上値は重い。仮にここをブレイクしても長続きしないで、いったんは調整に入るとみている。

 物色の対象としては、足もとは出遅れ物色の流れの中でバイオ関連株に資金が集中しており、当面の注目セクターとなろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)