ユンケル議長「ユーロのレートは危険なほど高い」

ジム・オニール氏「円は売られ過ぎ」
昨日の海外時間には、フィッチが「1年以内にスペインを格下げの可能性」としたことや、ユンケル・ユーログループ議長が「ユーロの為替レートは危険なほど高い」と述べたことからユーロ売りが強まりました。

欧州時間序盤、欧州株が買われたことからユーロ買いが強まり、ユーロドルは1.3380台まで、ユーロ円は119.00円付近まで上昇しました。しかし株式市場が反落する展開に移行するとユーロも反落を開始しました。その後格付け大手フィッチが「スペインがECBによる支援プログラムの活用を避けたとしても、今後1年以内に格付けが引き下げられる可能性」としたことからユーロ売りが強まってユーロドルは1.3310付近まで下落しました。一方円はゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのジム・オニール会長が「多くのテクニカル指標を見ると、現在円は、やや売られ過ぎのように見える」としたことから円買いが強まって、ドル円は88.20円台まで、ユーロ円は117.60円台まで下落しました。

NY時間にはいって、発表された米・1月NY連銀製造業景気指数は予想よりも弱いものでしたが、同時に発表された米・12月小売売上高が予想よりも強い結果だったことから株価が反発し、リスク選好の動きでドルと円が売られユーロドルは1.3350台まで、ユーロ円は118.70円台まで、ドル円は88.90円台まで上昇しました。

NY時間午後にはいって、ユンケル・ユーログループ議長が「ユーロの為替レートは危険なほどに高い」と述べたことからユーロが急落し、ユーロドルは1.3260台まで、ユーロ円は117.60円付近まで下落しました。

東京時間にはいってから、米長期金利がやや下落していることもあってドル円はじり安となって、断続的にストップ・ロスも巻き込みながら一時87.90円台まで下落しました。

今日の海外時間にはユーロ圏・12月消費者物価指数、米・12月消費者物価指数、米・11月対米証券投資収支、米・12月鉱工業生産、米・12月設備稼働率の発表があるほか、米・ベージュブック(地区連銀経済報告)の公表、コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁の講演が予定されています。