相場急反落をどうみる?=基調は不変で買い場提供に SMBC日興証券株式調査部 西廣市部長

 きょうの下げは、騰落レシオをはじめ各種テクニカル面から全体過熱感が極まる中、当然の押し目形成と捉えてよい。日経平均株価は衆院解散思惑で相場が反転した直前の11月13日の引け値8661円から1月15日の高値1万879円まで26%の上昇をみせており、その間、為替市場では円ドル相場で79円15銭近辺から89円60銭近辺まで13%の円安となっている。単純計算で1円の円安で日経平均220円弱の上昇とリンクしている。前日ときょうの円買い戻しでその揺り戻しがあったとすれば、(278円安は)妥当な調整の範囲とみることができる。

 きょうは、先物にヘッジファンドの売りが観測されるなど、債券先物買いの株式先物売りの動きを背景に下げを増幅させたが、いったん下押しても上昇トレンドの基調そのものは変わらないだろう。全般出来高は極めて高水準であり、下値には高水準の押し目買いが待っていることを暗示する。アベノミクスの評価は期待先行だけで萎むことは考えにくく、徐々に現実買いの動きに移行していくとみている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)