<マーケットアイ>=日経平均株価急反落、ここからの相場を読む(2)

 約2カ月間で、日経平均株価は1万879円(15日終値)まで、25%の上昇率となり、15日現在の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は157%と「買われすぎ」の水準にあり、市場関係者の声も「当然の調整」との見方が支配的で、日経平均株価で1万から1万255円(12年3月高値)が下値抵抗帯になると判断しているようだ。

 日銀が来週21~22日に開催する金融政策決定会合では、「物価上昇率目標値2%」の明記や、資産買い入れ基金の購入枠の引き上げなど、一段の金融緩和に踏み出す見通しだ。これまでの市場関係者の大方の見方は、「金融政策決定会合までは円安と株高が持続し、そこで好材料出尽くしで調整に入る」というものだった。ところが、きょうの大幅反落で、調整が前倒しされたかたちで、調整の期間が短くて済む可能性も浮上している。

 きのうの大幅反落によって、日経平均株価の1万1000円台乗せは、やや遠のいたようだ。外国為替市場での1ドル=90円が1万1000円台乗せの条件となってくる可能性が高い。今後の日経平均株価は、短期間での急落の可能性は少ないものの、3月末に向けて、調整横ばいの期間がやや長めになりそうだ。

 ただ、中期的には円安傾向は継続しており、株価の上昇は調整を挟みながら継続することになりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)