ユーロも円も大きなレンジで右往左往

方向感がない相場
昨日の海外時間には、オーストリア中銀総裁が「ユーロ相場は現在主要な懸念事項ではない」と述べたことからユーロ買いが強まりましたが、独経済技術省が2013 年の独成長率見通しを下方修正したことなどから反落しました。一方ドル円は売られる場面もあったものの、再び88円台後半まで上昇しました。

欧州時間序盤、欧州株が下落したことからリスク回避の動きでドルと円が強含み、ユーロドルは1.3260台まで、ユーロ円は116.40円台まで、ドル円は87.80円付近まで下落しました。その後ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ユーロ相場は現在主要な懸念事項ではない」と述べたことから、前日のユンケル議長発言で売られたユーロの買戻しが強まって、ユーロドルは1.3320台まで、ユーロ円は117.60円台まで上昇し、ドル円も88.30円付近まで反発しました。

NY時間序盤にかけては、独経済技術省が2013 年の独成長率見通しを下方修正したことや、NYダウ先物が下落したことなどから再びユーロ売りが強まって、ユーロドルは欧州時間の安値を下回り1.3250台まで、ユーロ円は116.60円台まで、ドル円も87.90円台まで下落しました。しかし、その後NYダウが現物の取引開始直後から反発したことから、ユーロも買戻しが優勢となって、ユーロドルは1.3310台まで反発しました。この間米長期金利が上昇に転じたこともあって、円売りが強まってドル円は88.60円台まで、ユーロ円は118.00円台まで上昇しました。

NY時間午後にはいって、公表された米・ベージュブック(地区連銀経済報告)で「米経済活動は全地区で穏やかに拡大している」などとされましたが、相場に大きな影響はあたえませんでした。

東京時間にはいってから、朝方はNYダウ先物が反発したことなどからリスク選好の動きでユーロドルやドル円が買われましたが、NYダウ先物や日経平均が反落するとユーロドルやドル円も反落する動きになっています。

今日の海外時間には米・12月住宅着工件数/建設許可件数、米・新規失業保険申請件数、米・1月フィラデルフィア連銀景況指数の公表、ロックハート・米アトランタ連銀総裁の講演が予定されています。