東京株式(大引け)=9円高、為替に振り回される展開に

 17日の東京株式市場は買い先行で始まったものの上値も重く、後場は為替の動向に振り回される展開となり、結局小幅プラス圏で着地した。
 大引けの日経平均株価は前日比9円高の1万609円と反発。東証1部の売買高概算は39億3450万株、売買代金は2兆2247億円とSQを除くと1年10カ月ぶりの高水準。値上がり銘柄数は607、値下がり銘柄数は984、前日比変わらずは100銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は、為替市場で対ドル、対ユーロともに円安傾向にあるのを見届けて買い優勢でスタートしたものの、上値は重かった。寄り後にいったん下落に転じ、その後すぐに切り返す動きをみせたが、円が買い戻されるのに歩調を合わせて前引けにかけて再び伸び悩んだ。後場に入ると1ドル=88円15銭近辺と朝方から50銭程度も円高方向に振れたことで、主力株を中心に売りがかさむ展開に。株価指数先物への大口の売りも裁定解消売りを誘い全体指数を押し下げた。しかし、甘利経済財政・再生相が「(円相場は)水準を調整している過程で(1ドル=100円を)転換点とは言っていない」という趣旨の発言をしたと、海外メディアが伝え、これを足場に1ドル=88円70銭近辺へと急速に円安に振れ、これにリンクする形で日経平均も引け際一気に小幅プラス圏まで浮上した。
 個別にはシャープが商いを伴い高く、ソニーも大幅高となった。トヨタ、ホンダ、ファナックも堅調。三菱UFJなどメガバンクもしっかり。このほか井筒屋、ダイソーなどが値を飛ばした。半面、サニックスが反落、日特建、世紀東急、ハザマなどインフラ関連も売られた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)