午後:債券サマリー 先物は5日続伸、国債増発懸念の後退も好材料視

 17日の債券市場では、先物中心限月3月限は5日続伸。為替相場の円安や日経平均株価の上昇に一服感が出るなか、債券市場への見直し買いが続いている。
 先物市場では、午後に一時、前日比19銭高の144円50銭まで上昇。この日、日本経済新聞は「財務省は2013年度予算編成で新規の国債発行額を44兆円程度とする方向で調整に入った」と報じたことも、国債増発懸念を抑えるものと受け止められた。
財務省は2012年度の国債発行計画に関しては、5~10年物は1カ月で3000億円ずつ追加発行する見通しだが、市場には7000億~8000億円の追加発行を予想する見方もあっただけに、当面の需給悪化懸念は後退している。この日の10年債利回りは午前中に一時0.740%と昨年12月18日以来、1カ月ぶりの水準に低下している。
 先物3月限は144円35銭で始まり、高値は144円50銭、安値は144円25銭、終値は前日比7銭高の144円38銭。出来高は5兆1932億円だった。10年債の利回りは前日比0.010%低下の0.735%、20年債は同0.005%上昇の1.735%、30年債は同0.010%上昇の1.970%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)