リコーが新値街道まい進、構造改革効果と円安恩恵を評価

 リコー<7752.T>が人気加速となり高値1060円まで買われ新値街道を走っている。前3月期445億円の最終赤字を叩いた反省から構造改革を推進、人員削減などをはじめコスト削減に積極的に取り組んでおり、今来期合わせて950億円規模の改善効果が試算されている。また、複写機販売後の消耗品アフタービジネスで利益を稼ぐ従来型の経営戦略を追及、今13年3月期最終損益は330億円の黒字転換が見込まれるなど業績回復色が強い。また、ここ為替市場で進む円高修正の動きも為替感応度の高い同社にとっては強力な追い風だ。同社の今期想定為替レートは1ドル=75円、1円の円安で13億円の利益が発生する勘定だ。さらに欧州向け売上依存比率が高いことも特徴。対ユーロの今期想定為替レートは100円。1円の円安で15億円の利益が発生すると試算されている。

リコーの株価は11時30分現在1052円(△53円)。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)