<話題の焦点>=レアアース回収関連銘柄、緊急経済対策で推進

 政府が11日に閣議決定した緊急経済対策に、レアアース回収など生産技術開発支援や、海底熱水鉱床採鉱技術開発、海洋資源に関連した研究・技術開発を積極化する方針が盛り込まれている。経済産業省は、海外からのレアアース(希土類)の調達量を減らす技術開発を支援。レアアースを使わずに済む部材や、廃棄した家電からレアアースを回収する技術に対して研究開発費を補助する。

 関連銘柄としてはまず、三菱マテリアル<5711.T>に注目。同社は使用済み家電製品から、ディスプロシウムなどのレアアースを使用した高性能な磁石を回収・再資源化するための技術を開発している。DOWAホールディングス<5714.T>が再利用するのは光学レンズなど高精度ガラスの研磨に用いられるセリウム。使用後のセリウムを回収し、再利用できるようにする。

 さらに、松田産業<7456.T>やアサヒホールディングス<5857.T>は、金など貴金属のリサイクルが本業だが、家電やIT関連機器など電機製品内の電子部品に含まれるレアアースも回収している。意外な銘柄では、合成分子樹脂を皮膜とするシームレスカプセル内部に吸着剤や微生物を高濃度で保持させ、カプセル内部に非鉄金属イオンを取り込む効率的な濃縮回収技術を森下仁丹<4524.T>が大阪府立大学と共同開発している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)