<クローズアップ>=大阪で新たな大型開発計画、キタで存在感高める阪急阪神グループ(1)

 大規模再開発が相次ぐ大阪で今年に入ってまた新たな計画が浮上した。阪急阪神ホールディングス<9042.T>が阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)を建て替える方針を固め、大阪府と大阪市も阿倍野から新大阪を結ぶ次世代型路面電車「LRT」の新路線計画を打ち出したからだ。鉄道や建設を含めて関連企業を注目してみたい。

 阪急阪神ホールディングスは昨年11月21日にグループで百貨店を運営するエイチ・ツー・オー リテイリング<8242.T>傘下の阪急百貨店の旗艦店である「阪急うめだ本店」をグランドオープン。売り場面積は建て替え前の1・3倍にあたる8万平方メートルと、西日本最大級の規模となり、大阪のキタと呼ばれるJR大阪駅周辺や梅田地区で大きな存在感を与えている。

 このような状況下で「阪急うめだ本店」から道路を挟んで向かい側に位置する阪神百貨店梅田本店の老朽化が問題となっていたが、阪急阪神ホールディングスは12月28日に改正都市再生特別措置法に基づいて、大阪市に容積率緩和を求める要請書を提出した。

 要望書は阪神百貨店が入る大阪神ビルと、道路を挟んで南側に位置する新阪急ビルの土地を一体で再開発するためのもの。3月までに開催される大阪市の都市計画審議会で都市計画決定されれば、再開発が本格的に動きだすことになる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)