ソニーが活況高、市場の注目度も急上昇

 ソニー<6758.T>が大商いで急騰、トヨタをしのぎ売買代金でも東証1部のトップ(午後1時半現在)となるなど異彩を放っている。前日に昨年9月21日以来約4カ月ぶりに4ケタ大台を回復したが、それもつかの間、株価を一気に1100円台に乗せてきた。
 きょうの前場取引時間中に米国100%子会社のSCA本社ビルを売却する契約を締結したと発表、売却額は11億ドルで資産売却を進める動きが財務リストラの一環として好感されたほか、次世代ゲーム機のPS4を今年に発表する噂も市場を巡るなど、ここにわかに株価を押し上げる材料が目立ってきた。
 当然、市場関係者の注目度も高まっており、「これまで増資による株式価値の希薄化懸念などネガティブな思惑が先行してきたが、財務リストラに手をつけ、エレクトロニクス事業での成長戦略に舵を切ったことなどがプラス材料として認識され始めた」(準大手証券調査部)という見方。また、買い主体についても「ここにきて株価上昇の過程で個人投資家は売り越しており、機関投資家が参入し始めたことを窺わせる」(松井証券窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)という指摘もあり、ここからの上値の可能性を示唆するコメントが相次いでいる。

ソニーの株価は13時46分現在1121円(△97円)。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)