井筒屋が大商いで急騰、仕手化様相への入り口に

 井筒屋<8260.T>が大商いで急騰、株価は3日続伸で1月17日の昨年来高値を更新、同社株持ち前の仕手材料性を全面開花させつつある。同社は北九州地盤の地方百貨店で、その独特な需給相場素地から折に触れ人気化するものの長続きせず、08年6月以来、株価は2ケタ台(100円未満)を地相場としていた。しかし、ここ人気化の背景には収益環境の微妙な風向きの変化があるようだ。構造不況が言われ続けてきた百貨店業界だが、同業界の2012年の既存店売上高は、高額品の販売が好調だったことなどを背景に実に16年ぶりの前年比プラスになった。また、そうした中で同社の13年2月期業績予想は、連結営業利益で従来予想の23億円から27億円に上方修正されている。これが、今回の需給相場にウネリを与える起爆剤となっているようだ。信用取組は足もとは売り残も増加傾向にあるとはいえ、大幅に買い長だが、ここからカラ売りを呼び込む展開となれば一段の上値も視野に入る可能性がある。

井筒屋の株価は10時59分現在111円(△18円)。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)