東京株式(前引け)=円高への反転を嫌気し、利益確定売り

 21日前引けの日経平均株価は前週末比92円安の1万820円と反落。前場の東証1部の売買高概算は19億130万株、売買代金は9712億円。値上がり銘柄数は922、対して値下がり銘柄数は613、変わらずは149銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は朝方は若干のプラスでスタートしたが、寄り後すぐにマイナス圏に沈んだ。前週末に米国株市場でNYダウが続伸し、約5年1カ月ぶりの水準を回復したことに加え、為替市場で1ドル=90円台、1ユーロ=120円台前半でもみ合うなど依然として円安にあったことで、これが主力の景気敏感株などを中心に買いの根拠となっていた。しかし、きょうは高値警戒感が意識され寄り後はすぐに売り優勢の地合いに変わった。為替市場では東京株式の取引開始に合わせるように急速に円高方向に振れ、これを受けて輸出株を中心に売りがかさんだほか、株価指数先物への売りも足を引っ張り、一時日経平均は150円以上下げる場面もあった。ただ、下値には押し目買いも観測されその後前引けにかけて下げ渋っている。
 個別ではファナックが安く、ファーストリテなども大幅安。富士重、シャープ、三井化学なども下げている。三菱UFJ、野村HDなども冴えない。半面、アイフル、オリコなどノンバンクの一角が大商いで急騰、井筒屋、セイコーHD、サニックス、ミヨシなども値を飛ばした。三菱地所もしっかり。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)