<私の相場観>=カブドットコム証券・チーフストラテジスト 河合 達憲氏

 先週末18日の東京株式市場は、日経平均株価が昨年来高値を更新し、1万900円台に乗せ、約2年9カ月ぶりの水準を回復してきた。

 今後も中期的に上昇波動は継続するものの、短期的にはスピード調整の可能性がありそうだ。昨年11月半ばからの一本調子の上げで、上昇率は27%に達している。また、外国為替市場での円安がいったんピークアウトする可能性もあり、日経平均株価採用銘柄の予想PERは18倍台と割高水準にある。ただ、PERが18倍台に上昇する背景には、1ドル=10円程度の急速な円安進行により、輸出関連業企業の業績が上方修正されることへの期待感がある。

 今後の物色対象は、金融緩和期待の銀行、証券、保険、消費者金融、不動、円安で恩恵を受ける自動車、電機などの輸出関連銘柄、公共投資関連のゼネコン、橋梁、道路、トラックなどに関心が集まる。個別銘柄では、アジアでのピックアップトラックが好調ないすゞ自動車<7202.T>、建設機械リースのカナモト<9678.T>、車載用電子機器用を手掛けるイリソ電子工業<6908.OS>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)