東京株式(大引け)=165円安、円高反転受けて安値引けに

 週明け21日の東京株式市場は寄り付きこそプラスで始まったものの、その後すぐにマイナス圏に沈み、為替市場での円高傾向を横目に下げ幅を広げる展開となった。
 大引けの日経平均株価は前週末比165円安の1万747円と安値引け。東証1部の売買高概算は33億149万株、売買代金は1兆7949億円とやや商いも減少傾向にある。値上がり銘柄数は877、値下がり銘柄数は690、前週末比変わらずは131銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は前週末に米国株市場でNYダウが続伸したことに加え、東京株式の取引開始直前までは為替市場で1ドル=90円台前半、1ユーロ=120円台前半でもみ合う円安が継続し、これが主力の景気敏感株などを中心に買い安心ムードを与えていた。ところが、9時前後ににわかに為替市場で円が買い戻される流れとなり、これを横目に高値警戒感のあった主力株に売りが噴出、全般はマイナスに転じた。その後も円高傾向が続く中で押し目買いの動きは限られ、株価指数先物への売りも足を引っ張る形で、日経平均は下げ幅を広げる展開となった。きょう、あすに開かれる日銀の金融政策決定会合では追加緩和に踏み切るとの観測が強いが、一方で追加緩和について事前にかなり織り込まれているとの見方も、利食いを誘う動きとなった。
 個別にはファナックが安く、ファーストリテなども大幅安。富士重、シャープ、日電硝子なども大きく値を下げた。半面、ソニーが大商いで続伸。パナソニックも高いほかアイフル、オリコなどノンバンクの一角が急騰した。井筒屋はストップ高となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)