薄い相場でのポジション整理による急変動に注意

薄い相場でのポジション整理による急変動に注意
本日から明日22日にかけて日銀の金融政策決定会合が開催される。今回の会合について、市場ではすでに(1)物価目標2%の明示、(2)政府・日銀によるデフレ脱却に向けた共同文書の取り交わし、(3)資産買入等基金を10兆円程度増額、(4)無制限の国債購入の検討、(5)当座預金の付利撤廃を議論、などが行われると見ており、今夜はこれを軸に、市場はそれぞれの思惑とポジションを調整していく流れになるだろう。

(1)~(3)についてはほぼ織り込まれており、日銀の対策が事前観測どおりの内容となれば円の買い戻し要因視されそうだ。ただし、(4)と(5)のように織り込みの度合いがさほど高くない「検討事項」については、市場関係者の中でも思惑が交錯しており、反応は複雑なものになりそうだ。実際に無制限の国債購入や付利撤廃が決定されれば円安が進むと見られるが、実際の決定はなくとも、次回会合以降でも前向きに検討されると受け止められるような発表があれば、円売りが強まる可能性もある。一方、この二点について白川日銀総裁が消極的な姿勢を見せれば、円高進行のきっかけとなることもあり得る。発表内容は細かく確認し、流れに乗りたいところだ。