明日の日銀金融政策決定会合の結論は?

オープン・エンド方式採用か?
今週のというより今月の一番の注目材料であり、結果によっては今後の円相場を大きく左右するのが、明日発表される日銀金融政策決定会合の結果です。

安倍政権は発足前から、日銀に対してこれまでとは次元の違う強力な緩和を行うように、と繰り返し求めてきました。総選挙で自民党が圧勝したこともあって、日銀サイドとしても自民党の意向を受け入れると予想されています。

物価上昇率目標は、政府が主張している通りの2%とする見通しです。また、その物価目標を達成できなかった場合には、日銀として政府(経済財政諮問会議)に何等かの形で説明する義務を負う事が発表されると見られます。

その上で、その目標達成の為に資産買入れ等基金の増額が決定されると見られます。この基金の増額が10兆円程度と見られていますが、これまでのように、いついつまでに何兆円の資産を買う、という決定となれば、想定の範囲内ということになると予想できます。

一方で「月額何兆円の資産買入れを、物価上昇率目標が達成できると見通せるまで予め期限を定めずに行う」というFRBなどがすでに行っている「オープン・エンド方式」を採用すれば、これまでよりも大きく踏み込んだ措置という見方でポジティブ・サプライズになると予想できます。

一部で期待されている超過準備預金にたいする付利の引き下げは、副作用も多いと日銀が判断していることから見送られると予想しています。

もし「オープン・エンド方式」が採用されれば、円安の動きが再び加速する可能性が高いと考えられますが、一方で「オープン・エンド方式」の採用が見送られ、従来通りの10兆円増枠という決定の場合、一旦は円安に振れても、買い一巡後にはいわゆる材料出尽くし、という形で円高方向に調整がはいる可能性が高いと考えられます。

調整が入った場合はこれまでに円売りポジションが大きくなっていることを考えると、ある程度大きな調整安(円高)の動きになると予想できますので、レベル感で買うのではなく、下げ止まったことを確認してから新たなドル買いポジションを作るようにしたほうが良いと思います。