<マーケットアイ>=低位材料株が異彩人気、加速する個人投資家の市場参加(1)

 きのう21日の東京株式市場は、3日ぶりに大幅反落。日経平均株価終値は、前週末比165円安の1万747円で安値引け。きょうの日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとの姿勢から、買い手控えムードが強まった。さらに、大引けに掛けて対ドル、対ユーロで円相場が強調展開となったことから株式市場での売りが加速した。こうした全般下落相場のなかで、異彩を放ったのが低位材料株の一角。個人投資家の市場参加が加速している。

 日経平均株価が前週末比165円安の安値引けとなり、東証1部の33業種中29業種が値下がりし、自動車、電機、金融といった業種の主力銘柄が利益確定売りで値を消すなかで、低位材料の一角が大商いを伴って急伸した。

 東証1部の値上がり率上位に、株価2ケタ、100円台、200円台といった銘柄が名を連ねた。上昇率3位までのGSIクレオス<8101.T>、ミヨシ油脂<4404.T>、井筒屋<8260.T>は3銘柄とも前週末比ストップ高で、上昇率も30%を超える急騰となっている。いずれも際立った買い材料は見当たらないものの、過去に短期間に大幅上昇を演じるなどの経緯を持つ共通点がある。

 また、日銀金融政策決定会合を目前に控えるなど、主力銘柄を手掛け難い地合いのなかで、短期間で値が飛びやすい低位銘柄に、目先的な投資姿勢で利益を獲得しようとする個人投資家の資金が、値動きの良さにつられて流入しているようだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)