勝ち組と負け組みの分岐点

世界金融緩和合戦
 本日の日銀金融政策決定会合では、「2%の物価上昇率目標を導入」と共に、その達成に向けて期限を定めない「無期限緩和」に踏み切りました。これで昨年の野田前首相解散発言以降に起こったいわゆる「安倍トレード」に、一旦の決着がつく格好となります。このため短期的には、材料出尽くし感から円高・株安の揺り戻しが懸念されるところです。

 一方で、中・長期的に考えると、まだ「円安・株高」トレンドは続く可能性は否定できません。基本的に金融緩和は、通貨の価値下落や資産価格の上昇につながる筈だからです。米FRB・欧ECBに続いて、金融緩和の無期限化に日銀も踏み切ったからです。まさに先進諸国の「金融緩和大合戦」は、そろい踏みの様相といえます。

 このような状況になると、本来は資源価格に上昇をもたらし、世界景気に大打撃を与えることが想定されるところですが、一方でシェールガス・オイルに代表される「米国エネルギー革命」が資源価格の高騰を抑えてくれています。もちろん米国と言う重石が中東から消えたことで、突発的な戦争等による資源価格高騰の可能性は増していますが、一方で高コストである「世界の警察」としての役割低下とあわせて、恩恵の方が大きいと思われるからです。

 「世界金融緩和合戦」によって、米国ではリーマン・ショック、欧州では債務危機、そして日本ではデフレという大きな傷を、それぞれ癒そうとしているのでしょう。

自分だけでなく、自分の資産にも働いてもらおう
 実は今回設定されたインフレ目標とは、一般庶民にはあまり歓迎できるものではありません。なぜならば、物価上昇から景気が良くなったとしても、すぐに給料は増えないからです。現在はデフレですので、賃金が上がらなくても物価の低下を背景に、生活は比較的しやすかったはずです。しかしながら、円安で輸入物価は上昇し、そしてインフレ目標で物価も上昇するとなれば、生活は苦しくなるでしょう。さらに来春(予定)には消費税増税も待ち構えていますので、さらに厳しくなることが予定されます。

 こうした状況に対応するには、自分自身が働くのみならず、自分の資産にも働いてもらう必要があります。そして中・長期的に円安・株高トレンドが継続するのであれば、株式を買いながら、外国通貨にも投資すべきでしょう。

 個人投資家の場合は、さらに「投資できる資金が限定される」という問題も抱えています。そうした中で現在の状況に対応しようとすれば、自分だけでなく、自分の資産にも“ガンガン”働いて貰うしかありません。
 
 限られた資産を有効に活用すれば、通常の“2倍”働いてもらうやり方があります。

 それは中・長期で株式をじっくりと保有しながら、その株式を証拠金(担保)として、オーストラリアドルや南アフリカランドなどの高金利通貨をFXで買う投資法です。「株式と外国為替のダブル投資」は、株式の配当や株主優待そしてFXのスワップポイント(金利相当分)といったインカムゲインを貰いながら、中長期で株式の値上がりや外国通貨の値上がり益をじっくりと狙うことができる、限られた資産を有効かつ効率的に活用する投資法です。

皆さんは勝ち組候補です!!
 Yahoo!株価予想をお読みの皆様は、まさに「勝ち組候補」です。株式や為替について「何か知りたい」「理解したい」と考えているから、このコラムを読んでいる筈です。

 現在のような状況は、「自分が働くのはもちろん、ご自分の資産にも“ガンガン”働いてもらう」。これが出来るかどうかが、「勝ち組」と「負け組」の分岐点となる可能性が高いと考えます。「勝ち組候補」の皆さん、頑張ってくださいね。