<株式トピックス>=あす朝の12月貿易収支が試金石に

 再び円相場から目が離せなくなってきた。外国為替市場で先週末には一時、1ドル=90円台まで下落していた円相場が、23日夕刻時点は、1ドル=88円台前半の水準に上昇する勢いとなっている。
 利益確定の円買い戻しが膨らんでいる。その背景には、日本の円安政策に海外から批判の声が高まっていることが挙げられている。年末年始の急速な円安について〝世界通貨安競争〟の視点からの批判が出始めているというわけだ。民主党政権下では、通貨安競争で負けっぱなしだった日本が、自民党政権復活と同時に反転攻勢に出た形だが、2月に開催されるG20(20カ国財務相・中央銀行総裁会議)で、日本の円安政策が議論される可能性が出てきたという。
 あす24日寄り付き前の午前8時50分には、財務省から12月の貿易収支(5000億円程度の赤字との事前予想が多い)が発表される。もし貿易赤字が拡大した場合、円売りの材料にはなるものの、12月はすでに、一時に比べて円安が進んだ状態での統計数値となるだけに予想が難しいという声も出ている。あすの寄り前の時間帯がひとつの試金石となりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)