<マーケットアイ>=野菜高騰、植物工場関連に出番到来(1)

 きのう23日の東京株式市場は、大幅安で3日続落。日経平均株価終値は、前日比222円安の1万486円で安値引けとなった。外国為替市場で円が買い戻される流れを受け、株価は下値模索となった。こうして、全般相場に調整色が強まる一方で、個別材料株物色への期待感が浮上している。厳冬による野菜価格高騰で注目を集めそうなのが〝植物工場関連〟だ。

 日本列島は、記録的な寒波に見舞われ、日本海側を中心に大量の降雪も続いている。一方で、深刻な状態で家庭の台所を直撃しているのが低温による育成遅れにさらされている野菜の高騰だ。相次ぐ寒波襲来による全国的な厳しい寒さや、原油価格上昇や円安に伴うビニールハウスの暖房用燃料の値上がりなどで、冬物の葉物類を中心に野菜の小売価格が昨年末から上昇し、高止まりの状態が続いている。

 鍋物料理などに欠かせない大根や白菜、ほうれん草などの冬野菜の生育に大幅な遅れが出ており、農家の出荷量が例年に比べ少ないため、スーパーマーケットなどでは価格が通常の2倍程度に高騰しているケースも少なくない。当面厳しい寒さや降雪が続く見通しで、野菜の高値状態は続きそうだ。

 そこで、注目されるのが、人工的な光や温度管理で、天候に一切関係なく野菜を栽培できる「植物工場」だ。

 植物工場は、1950年代から欧州を中心に発展。現在、オランダなどで大規模な植物工場が稼働している。日本では、関連技術が進歩したことで、1980年代から注目されるようになった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)