<話題の焦点>=成長続く水ビジネス、2025年80兆円超、100兆円予測も

 日本ではあまり意識することはないが、世界の水事情は悪化の一途をたどっている。穀物価格が高騰、世界経済を混乱させたのも水不足が原因で、世界の水ビジネスはすでに60兆円を超える大きな市場になった。

 さらに経済産業省は2025年に86兆5000億円への拡大を予測しており、民間では100兆円以上への成長を予想する調査機関もある。

 規模では25年予測で上水が部材、設計から管理・運営を含めて38兆8000億円、下水処理35兆5000億円と大半を占めるが、今後、大きく成長するのは海水淡水化の管理・運営や再利用水の部材や設計などだ。

 それぞれ3兆4000億円、2兆1000億円と3倍あるいは5倍以の市場拡大が見込まれている。工業用水処理は5兆7000億円と安定した成長が予測されるが、それでも4割以上の伸びになる。

 水処理膜で米ダウケミカルと世界シェアを分ける日東電工<6988.T>、東レ<3402.T>、東洋紡<3101.T>のほか、旭化成<3407.T>も高い実績がある。設備はオルガノ<3407.T>や栗田工業<3407.T>のほか、し尿をなど下水処理ではアタカ大機<1978.T>が独自の技術を持つ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)