節目ライン死守すれば、上には大きな“空白地帯”!?

節目ラインまで下落-ドル円・ユーロ円
※ご注意:予想期間は1月25日と表示されていますが、本日(24日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
※ご案内:今の抵抗・支持ラインを毎日17時から動画で解説!疑問点は、チャットでその場で回答 マーケット・チェック15分Webセミナー詳細は、下部の関連記事から。

 昨日も前日に続いて、幅広い通貨に対して円が買い戻される動きが目立ちました。

 日銀の追加緩和を不十分と見た向きによる失望と共に、利益確定の円買い戻しが続いているからです。この影響でドル円は一時88.056円・Bidまで、またユーロ円も117.052円・Bidまでと、それぞれ節目のラインまで下落しました。

 もっとも昨日は、「通貨の競争的な切り下げという批判は当たっていない」「結果的に金融政策が為替に影響を与えても、問題とされるべきではない」と中尾・財務官のコメントをキッカケに、円買い戻しの動きは一応一巡した感が否めないところです。また暫定的な債務上限引き上げ法案を米下院が可決したことも、ドル買い・円売り要因として機能した感があります。こうしてそれぞれ88円後半・118円前半へと値を戻すなど、その後は「下値が堅く・やや反発」という傾向を見せて昨日の取引を終えています。

節目ライン死守すれば、上には大きな“空白地帯”!?
 こうした中で本日の展開ですが、“イベント終了に伴う円買い戻し”と“マクロ的な視点から見た円売り”の思惑が交錯する中で、“次の方向感を探る”というメインシナリオには大きな変化はないと見られるところです。

 失望による発表後の円買い戻し圧力は、昨日の欧州タイムでピークアウトした感が否めないところです。一方で短期筋のポジションは依然として大きく円売りへと偏っている傾向にあり、まだポジション調整が起こる可能性も残されています。一方で中・長期的な視点では円売りへの思惑は依然として根強い状況といえますが、政府・日銀の円安誘導?に対して批判の声が燻っている中で、IMF(国際通貨基金)は世界経済見通しを下方修正するなど、リスク選好へと傾斜しづらい環境になっているといえます。

 本日は目立った経済指標等も見当たらず、基本的には“円”を巡る各国要人の発言で動意づくというのがメインシナリオとなります。テクニカル的に見ると、下方向では昨日の下値を支えた88円ラインを割り込みにいこうとする動きの有無が意識されるところです。一方で上方向には、日足・一目均衡表転換線が展開する89円ライン付近にドル売りオーダーが散見されるものの、22日に急落したこともあり、主だった抵抗ラインが見られないいわゆる“空白地帯”となっている感が否めません。

もちろん現在は、次のテーマ探しだが・・・?
 現在は次のテーマを探している状況ですので、一方向には動きづらいと考えるのが自然です。それでも不意のサプライズで動意づいた時には、上方向の方がより大きな動意につながりやすい状況といえるかもしれませんね。