<マーケットアイ>=出来高2億株 マツダ強烈人気、為替感応度の高さを評価(1)

 きのう24日の東京株式市場は、朝方は安かったものの、外国為替市場で円が、1ドル=89円台に入るなど一段と円安傾向を強める中で、主力株を中心に買い直され日経平均株価は前日比133円高の1万620円と4日ぶりに反発した。こうしたなかで、マツダ<7261.T>は、出来高2億2795万株と東証1部の断然トップ(売買代金でもソニーに次いで2位の502億円)の大商いで大幅反発となり異彩を放った。

 24日は、後場から外国為替市場で1ドル=89円台へと急ピッチの円安・ドル高が進行したこともあり、マツダが大商いで大幅反発した。株価は前日比19円高の228円まで買い進まれ、高値引けとなった。21日に付けた223円の昨年来高値を更新した。同社は自動車株の中でも輸出比率が高いことから、為替相場の収益に与える影響が大きく、為替感応度の高い銘柄として知られている。

 同社が13年3月期第2四半期累計決算発表時の昨年10月31日に発表した通期の想定為替レートは、1ドル=80円、1ユーロ=100円としている。同社の営業利益は、対ドルで円相場が1円変動すると35億円、対ユーロでは、12億円の影響を受けるとされている。

 これを単純計算すると1ドル=10円の円安、1ユーロ=20円の円安で590億円の増益要因となる。実際には、円安となった期間の短さや、為替予約の問題もあるため、会社側の13年3月期の連結営業利益予想は250億円(前期は387億円の赤字)が400億円程度に上方修正されるとの見方が強い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)