東京株式(前引け)=大幅続伸、為替の円安が株価上昇を後押し

 25日前引けの日経平均株価は前日比211円高の1万832円と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は17億6291万株、売買代金は1兆407億円と膨らんだ。値上がり銘柄数は1314と全体の78%の銘柄が上昇、対して値下がり銘柄数は271、変わらずは108銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は大幅に買い先行で始まり、日経平均は寄り後早々に1万800円台を回復。その後も為替市場での円安指向を拠り所に高値圏で頑強な動きを続けた。為替市場の円安に連動した株価指数先物への買いが全体指数の押し上げに貢献している。為替市場は足もと1ドル=90円40銭近辺で推移するなど引き続き円安水準でもみ合っている。日本の貿易収支の赤字や米国景気回復などを背景に今後も中期的な円安トレンドが意識されており、輸出主力株を中心に買い意欲は強い。日経平均も25日移動平均線との上方カイ離は前日時点で2%強と縮小傾向にあり高値警戒感がやや後退したこともあって、朝方から広範囲の銘柄に物色の矛先が向かった。
 個別にはソニーが売買高トップで急伸、トヨタ、ホンダなど自動車株も堅調。ファナックが急騰、ソフトバンクも上昇している。大日住薬が寄り付きにストップ高に買われ、プリマ、日本化なども高い。半面、井筒屋、中山鋼、セイコーHDなどが売られ、日電産、ニトリHDも軟調。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)