<話題の焦点>=介護関連産業、2025年に15兆円市場

 介護関連産業に改めて注目。施設系介護、通所介護、訪問介護のほか、福祉用具貸与サービスや配食サービス、その他生活支援サービスや介護予防などを含めると裾野が極めて広い産業であり、今後、高齢者の増加が確実視されるなか、数少ない成長産業といえる。

 2000年の介護保険制度スタート以降、右肩上がり推移しており、10年度の約8兆円から25年度には約倍増の15兆円強まで拡大するものと予想される。また、08年度の社会保障国民会議では、介護職員数は07年度の約117万人から25年度には約212万人が必要と試算している。

 ニチイ学館<9792.T>は、認知症患者などが共同生活するグループホームの最大手。診療・介護報酬の両制度で医療・介護の連携強化が進められるなか、訪問看護拠点の積極展開を推進している。

 一方、施設介護最大手のベネッセホールディングス<9783.T>は、グループ再編にも積極的。他社が運営する既存のサービス付き高齢者向け住宅に介護事業所を併設するとともに、運営受託を開始している。

 ワタミ<7522.T>は、今3月期に介護付き有料老人ホーム18施設程度を開設予定。メッセージ<2400.OS>は今3月期にサービス付き高齢者向け住宅を40件超開設する予定。ツクイ<2398.T>は、在宅介護の利用者数が収益拡大のけん引役に。通所介護の新設は23拠点(当初計画32拠点)に後退するも、来3月期は通所介護の新設が加速する見通し。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)