<クローズアップ>=花粉症、備えあれば憂いなし(1)

 今冬は想定以上の厳冬となり首都圏を含めて都市部でも大雪の被害が続出しているが、もうすぐ憂鬱な花粉症シーズンが到来する。花粉症については、例年この時期から話題になるが、地域によって差はあるものの、昨年以上の飛散量になるとの予報も出始めている。「備えあれば憂いなし」、花粉症関連銘柄をチェックしてみた。

 日本気象協会の飛散数予測では2013年春のスギ及びヒノキ花粉(北海道はシラカバ)の総飛散数は、九州・四国地方は例年よりやや少ないとしているものの、中国地方から北海道にかけては例年並みか例年より多く、関東地方では例年のおよそ1.5倍になると指摘している。飛散量が少なかった昨シーズンと比較すると関東・東北地方と北海道では3~7倍になる見込みと指摘している。

 また、民間気象情報で世界最大手であるウェザーニューズ<4825.T>も2013年の花粉飛散傾向を発表した。

 昨年夏は北~東日本を中心に厳しい残暑となったことから、雄花の生育には適した条件になっているとし、全国規模で見ると昨年の7割増、北~東日本に限れば2倍にも花粉の飛散量が急増する予報を発表している。近年では大量飛散となった2011年に近い飛散量になる可能性があることから、十分な対策が必要と警告を発している。

 花粉症も今や季節行事になった感があるが、注意力が散漫になり自動車運転などでの事故に繋がった事例も増えていることから入念な対策が急務となってこよう。花粉症対策ではマスクや空気清浄機、アレルギー薬などの使用が代表例。だが、この数年で花粉を吸着する高性能繊維が開発されたり、各社で花粉症対策製品の高機能化が急速に進んでいることから、これら製品を手掛ける企業が株式市場で話題になりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)