東京株式(前引け)=小反落、1万1000円回復で目先達成感から一服

 28日前引けの日経平均株価は前週末比9円安の1万917円と3日ぶり小反落。前場の東証1部の売買高概算は17億927万株、売買代金は1兆237億円と厚い。値上がり銘柄数は869、対して値下がり銘柄数は661、変わらずは156銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は高く始まったものの、利益確定売りに寄り後は軟調に推移した。前週末にNYダウが6日続伸で5年3カ月ぶりの高値水準に買われるなど、海外株高や為替の円安加速を背景に買い優勢でスタートし、日経平均は寄り付き段階で2010年4月30日以来の1万1000円台乗せとなったが、買い一巡後は上値も重くなった。為替市場では朝方は1ドル=91円20銭近辺、1ユーロ=122円80銭近辺の推移と円安トレンドが一段と強まっていたが、その後は1ドル=90円台に円が買い戻されるなど円安が一服し、株式市場でも主力輸出株を中心に利食い圧力がやや高まっている。業績悪化が確認されたファナックが売られるなど、企業業績への視点も強まり、今週は国内企業の決算発表が本格化するなど、これを見極めようとの思惑も顕在化した。
 個別ではソニーが大商いで急伸、アイフルも買われた。日産自が高く、マツダもしっかり、武田も物色された。カーバイドはストップ高寸前まで上値を伸ばした。半面、ファナックが大幅安、三井物、コマツも冴えない。商船三井など海運株も軟調。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)