<私の相場観>=水戸証券・投資情報部情報課長 門馬 且康氏

 週明け28日の東京株式市場では、日経平均株価が1万1000円台に乗せてきた。今後も、中期的な上昇軌道に変化はないものの、2月上旬に掛けては一服場面となりそうだ。

 シカゴ通貨先物市場での円売りポジション(差引)は、ピークだった昨年12月19日に比べて22日現在で約30%低下している。これは、外国人投資家の日本株買いに伴う為替ヘッジの減少傾向を示しており、日本株への買い越しが縮小する可能性を示している。

 今週から主力企業の12年4~12月期の決算発表が本格化する。したがって、アベノミクスへの期待感から足もとの企業業績へも関心が向かうことになる。

 第3四半期(12年10~12月)の前半は、1ドル=78~80円水準の円高状態で、尖閣諸島問題に伴い、中国での日本製品の販売不振が深刻化していた時期にあたり、政策期待と足もと業績のギャップが懸念材料とされそうだ。

 物色対象としては、円相場との連動性の少ないバイオ関連や、月次売上の好調な小売セクターに注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)