東京株式(大引け)=102円安、為替円安一服で朝高後に利食い

 28日の東京株式市場は朝方買いが先行したものの、寄り後はマイナスに転じた。為替市場での円安傾向が一服したことも利益確定売りを助長した。
 大引けの日経平均株価は前週末比102円安の1万824円と安値引けで3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は30億7214万株、売買代金は1兆9300億円。値上がり銘柄数は600、対して値下がり銘柄数は978、変わらずは118だった。きょうの東京株式市場は朝方買い優勢で1万1000円台を回復してスタートした。前週末のNYダウが5年3カ月ぶりの高値に買われるなど、世界的なリスク選好ムードが高まる中で、為替市場でも円売りの流れが加速、朝方は1ドル=91円20銭近辺、1ユーロ=122円80銭近辺の推移と円安が進み、これが買いを後押しした。しかし、寄り後は目先の高値警戒感から利食い圧力に押され、為替市場で1ドル=90円台に円が買い戻されるなど円安が一服したのを受けて、主力中心に下げに転じるものが増えた。今週は国内企業の決算発表が本格化するなど、個別の企業業績への意識が高まる週で、前週末下方修正を発表したファナックが売られるなど一部警戒ムードも顕在化した。
 個別ではソニーが大商いで一時1400円台を回復したほか、蛇の目、アイフルも買われた。日産自が高く、日野自も物色された。バイオ関連株も軒並み買われている。また、よみランドがストップ高、カーバイドも急騰し、一時ストップ高寸前まで上値を伸ばした。半面、ファナックが大幅安となったほか、日立ハイテクが急落。三井物も軟調、商船三井、川崎汽など海運株も冴えない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)