本邦要人発言の円安神通力やや弱まる?

本邦要人発言の円安神通力やや弱まる?
本日は、麻生財務相が海外当局関係者からの円安批判に強い調子で反論したほか、安倍首相は衆院本会議の所信表明演説で、日銀と一層の緊密な連携を図る方針を示した。

しかしドル/円は、こうした発言に目立った反応を示さず90.60円台まで弱含んでおり、これまで円安を誘発してきた本邦要人発言の神通力がやや弱まり始めた感もある。

そうした中、ドル/円が一段と上値を伸ばすためには、米国サイドからの追撃材料が必要とみられ、景気回復期待を背景に株高・債券安(金利上昇)が進むか否かが焦点となろう。

ただ、NYダウ平均株価は前週末25日に2007年10月以来の高値まで上昇しており、米10年債利回りは一時的に米景気回復期待が高まった昨年4月初旬以来の2%台に迫っている事を考えると、いずれも短期的な反落リスクに無警戒ではいられないだろう。

米国市場の注目材料としては、12月耐久財受注(22:30)や12月中古住宅販売成約(24:00)などがある。