あす(29日)の為替相場見通し=90円台の円高試す展開か

 あすの東京外国為替市場は、1ドル=90円前後での円高を試す展開が予想される。予想レンジは1ドル=90円00銭~91円20銭、1ユーロ=121円50~122円50銭。この日は、朝方に一時、91ドル24銭と2010年6月以来、約2年7カ月ぶりの円安を記録した。この要因には、欧州や米国の経済情勢好転を背景にしたリスクオン相場となったことが指摘されている。これまで日銀による追加金融緩和への期待が強く、海外情勢はさほど気にする必要がなかった。ただ、1ドル=90円台に乗せてきたことから、徐々に情勢も変わりつつある。ひとつは海外からの円安批判、もうひとつは急激に進んだ円安の利食いに伴う円買い戻しだ。円は、これまで急ピッチの下落を続けてきただけに調整期待が強い。80円台半ばから円売りを仕掛けていた筋には十分利益が乗ってきており、スピード調整の意味も含め、円安一服局面が訪れそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)