東京株式(前引け)=朝安も前場中盤から切り返す

 29日前引けの日経平均株価は前日比68円高の1万892円と反発。前場の東証1部の売買高概算は19億3238万株、売買代金は1兆559億円。値上がり銘柄数は1090、対して値下がり銘柄数は461、変わらずは122銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は朝方は安く始まったものの、その後値ごろ感からの押し目買いが入りプラス圏に切り返した。前日の欧米株がまちまちの動きで方向感を欠き、米国株市場ではNYダウが7日ぶりに小幅反落するなど、ここ一方通行となっていたリスク選好ムードがやや和らいだ。東京市場でも前日の日経平均が〝寄り付き天井の安値引け〟という味の悪い形となっていたこともあり、寄り付きは大きく売りが先行して始まったが、その後は銀行株などを中心に押し目買いが利いた。きょうは前日とは逆のパターンで寄り付きが底値となっている(前引け現在)。為替市場でも朝方は円高歩調にあったが、ザラ場中に1ドル90円台後半へと円安に寄り戻し、これも主力株全般に追い風となった。
 個別では売買代金トップの三菱UFJが上昇したほか、みずほ、三井住友のメガバンク3行が高く、いずれも昨年来高値を更新した。ファナック、コマツなども買われたほか、日産自が急伸した。ラサ工、冶金工などの低位株も物色され値を飛ばした。一方、ソニーは小反落、キヤノン、リコーなども軟調。シチズンHD、大日住薬が安いほか、カーバイドも朝方高く始まったもののその後利食われマイナス圏に沈んだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)