東京株式(大引け)=42円高、押し目買いと利食い錯綜

 29日の東京株式市場は朝方は安くスタートしたが、寄り付きが本日の安値で、その後は切り返す動きとなった。ただ、上値も重く後場は上げ幅を縮めている。
 大引けの日経平均株価は前日比42円高の1万866円と反発。東証1部の売買高概算は34億7477万株、売買代金は2兆571億円と増勢。値上がり銘柄数は889、対して値下がり銘柄数は663、変わらずは145だった。
 きょうの東京株式市場は前日の引け味の悪さを引き継いで寄り付きに売りが集中した。前日の米国株市場でNYダウが7日ぶりに小反落となったほか、為替市場でも朝方は対ドル、対ユーロともに円高方向に流れていたこともあって、ここ一方通行となっていたリスク選好ムードがやや後退し、主力株を中心に売り圧力が表面化した。しかし、寄り後はすぐに戻り足に転じ、9時半ごろには早くも前日比プラス圏に切り返している。銀行株への買いが全般地合いの改善をもたらし、為替市場が再度円安に振れるのを横目に後場も強い動きをみせた。ただ、引けにかけては利益確定の売りが再燃し、1万800円台半ばまで上げ幅を縮小している。国内企業の決算が本格化する中で、やや神経質な値動きとなった。
 個別では三菱UFJ、三井住友などの銀行株が商いを伴い高い。また、野村HDも堅調。国際帝石が買われたほか、コマツ、ファナックも上昇した。売買代金トップはきょうもソニーだったが、株価は軟調気味に推移した。カーバイドが安いほか、ケネディクスも売られた。キヤノンが冴えず、リコーも安い。大日住薬も値を下げた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)