午後:債券サマリー 先物は続落、米FOMC結果など注視

 29日の債券市場では、先物中心限月3月限は続落した。依然、欧米市場の景気回復に伴う海外金利の上昇が懸念されている。 
 先物市場は、前場は144円10~20銭台を中心とする取引が続いたが、後場に入り一時144円割れを記録する場面があった。28日のニューヨーク市場で、米10年債利回りは昨年4月以来となる一時、2%乗せを記録。景気回復期待からドイツ連邦債も28日に10年物が1.64%と3カ月ぶりの水準に上昇した。欧米市場の金利上昇が、日本にも波及することを警戒した売り物が出ている。このなか、きょうとあすに開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)内容などが注目されている。2013年度予算案が閣議決定され国債発行額が明らかになるが、市場には大きな波乱要因となる見方は少ない。
 先物3月限は144円29銭で始まり、高値は144円35銭、安値は143円99銭、終値は前日比23銭安の144円07銭。出来高は4兆8878億円だった。10年債の利回りは前日比0.020%上昇の0.765%、20年債は同0.005%上昇の1.775%、30年債は同0.005%低下の1.990%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)