29日の株式相場見通し=利益確定売り優勢で続落、決算発表内容に関心

 29日の東京株式市場は、依然として高値警戒感からの利益確定売りが優勢となることから、続落が見込まれる。29日の米国株式市場は、NYダウ平均株価が前日比72ドル高の1万3954ドルと反発した。外国為替市場での円相場は、1ドル=90円台後半での推移となっている。
 28日は、先週末の25日に、13年3月期連結業績予想を下方修正したファナック<6954.T>の株価大幅安が全般反落相場の象徴となった。こうした流れを受け、市場関係者のあいだでは「アベノミクスへの政策期待感と足元の業悪化懸念へのギャップが、今後も売りを誘発するのでは」との不安感が広がったようだ。
 円相場も1ドル=91円台に、日経平均株価は1万1000円にそでぞれ乗せたことで、目先的な達成感から、利益確定マインドが強まっていることも確かで、買い手控えムードが続きそうだ。その半面、個人投資家の物色の矛先は、新興市場のバイオ関連銘柄や低位材料株に向いている。
 日程面では、13年度予算案を閣議決定、12月の建設機械出荷額に注目。海外では、FOMC(米連邦公開市場委員会)が30日まで開催、11月の米S&Pケース・シラー住宅価格指数が焦点となる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)