<私の相場観>=SMBC日興証券・株式調査部部長 西 廣市氏

 株式市場は当面高値圏もみ合いの展開が続きそうだ。全般はアベノミクスに対する根強い期待があり、3本の矢である財政政策・金融緩和・成長戦略が今後、現実買いに進む過程で上値の可能性へとつながっていく。

 もちろん、目先は利益確定売り圧力も顕在化している。先物への仕掛けを注視しながら高値波乱には用心が必要だが、ここ最近の高水準の売買代金を背景に、売り物をこなせるだけの体力を市場は宿していると考えてよい。

 現在売買シェア6割を誇る外国人の買いが継続している一方、今年から始まった信用取引の証拠金規制緩和を背景に個人の参戦意欲が強まっており、シェアも直近3割まで高まっている点は注目だ。日経平均のレンジは当面、1万500~1万1300円のゾーンを想定している。

 足もとは国内企業の4~12月期決算発表が本格化しているが、13年3月期予想については大方織り込みが進んでおり、マーケットの視線は来期の業績見通しに向いている。個別物色も来期業績をベースとした選別の動きが一段と強まりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)