東京株式(大引け)=247円高、1万1000円台を回復

 30日の東京株式市場は高く始まった後も一貫した上昇歩調で強調展開を続け、大引けでは2年9カ月ぶりとなる1万1000円台を回復した。
大引けの日経平均株価は前日比247円高の1万1113円と続伸、高値引けとなった。東証1部の売買高概算は31億2638万株、売買代金は1兆9778億円。値上がり銘柄数は1396と全体の8割を超える銘柄が上昇する全面高様相。対して値下がり銘柄数は216、変わらずは86だった。
 きょうの東京株式市場は広範囲に買いが先行して始まった。その後も買いの勢いは衰えず、次第に上げ幅を拡大する動きに。前日の欧米株が軒並み上昇し、世界的なリスク選好ムードが強まる中で外国人買いも期待され、主力株中心に上げ足を強めた。為替市場では取引時間中に円相場が一時1ドル=91円台をつけるなど円安基調に傾き、これが輸出株などに買い安心感をもたらし、株価の上昇を支えた。また、29日の臨時閣議で決定された13年度予算案では、デフレ脱却を主眼に公共事業が増額され、これが輸出主力株と並んで、建設や道路、橋梁など内需のインフラ関連に幅広く物色資金が回る背景となっている。
 個別ではヤフーが一時ストップ高寸前に買われた。三菱UFJ、三井住友など大手銀行がしっかり、三菱地所も上昇した。コマツ、アイフルも値を上げ、ソフトバンクも物色されている。一方、アーネストワンが急落、東芝テック、東芝機なども売られた。エプソンが安く、フルキャストHD、GSIクレオスなども軟調。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)