午後:債券サマリー 先物は3日続落、13年度国債発行計画に安心感も

 30日の債券市場では、先物中心限月3月限は3日続落。日経平均株価の大幅高への債券市場の反応は限定的だった。 
 2013年度の国債発行計画が29日に明らかになったが、「ほぼ予想の範囲内」(アナリスト)との見方が多かった。残高10兆2000億円の国債整理基金うち7兆2000億円を国債償還に回し、超長期債では30年債のみが増発対象となった。市場からは「来年度の見通しは分かったが、その先に関しては不透明感が残る」(同)という声は出ているものの、目先的な安心感から目立った売買はなかった。米10年債利回りが2%に乗せてきたことも、「いまのところ今後も金利上昇が続く感じではない」(同)とはみられてはいる。ただ一段と米金利が上昇すれば、日本の債券市場に影響が出る可能性は指摘されている。
 先物3月限は144円04銭で始まり、高値は144円13銭、安値は143円98銭、終値は前日比2銭安の144円05銭。出来高は3兆8351億円だった。10年債の利回りは前日比0.005%上昇の0.770%、20年債は同0.010%上昇の1.785%、30年債は同0.005%上昇の2.005%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)