<検証話題株・ケンコーコム>=最高裁の大衆薬ネット販売容認方向を機に急上昇、そして…(2)

 これに対する最高裁判所の判断が注目されていたわけだが、上記のように12月21日にネットでの販売容認の方向が確認されると、株価はこれを好感した買いが急増。3日連続でストップ高したあと1日反落し、その後再び8日連続でストップ高を記録した。折しも、その前後では東証1部市場では日経平均が停滞しており、個人投資家を中心とした短期資金の一部が値動きの軽さを求めて新興株式市場に流入したころでもある。

 いわば材料と需給の両面が押し上げ要因となったわけだが、判決が出ると上昇も長くは続かず、17日に反落に転じると、その後は2日連続ストップ安を含めて4日続落し、短期の調整局面に入ることになった。

 同社はインターネットを通じて医薬品や健康関連食品などを販売、またシンガポール子会社を通じて日本向けの医薬品通販などを行っている。

 前述の改正薬事法施行後、ケンコーコムの収益は低迷し、12年3月期まで2期連続で経常赤字を計上した。大衆薬のネット販売解禁で少なくとも月次の売上高が数%押し上げられると会社側ではみているほか、同時に他の商品を購入する相乗効果も期待できることから、今後は年間10億円前後の売上増につながると推定される。今後の株価動向は、業績回復が一つの鍵だが、来14年3月期には黒字転換が期待できるとの見方が強いようだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)