<検証話題株・ケンコーコム>=最高裁の大衆薬ネット販売容認方向を機に急上昇、そして…(1)

 ケンコーコ<3325.T>は12年夏以降、4万円台後半を地相場として、大きな動きも見られなかったが、12月下旬に入り突如動意づき、一時は動意前の6倍にまで急騰する場面もあって、バイオ関連株と並んで1月前半の新興株式市場の上昇を牽引した立役者ともいえる。現在は調整局面にある同社株についてみてみたい。

 ケンコーコムの株価上昇のきっかけは、同社ほか1社が国を相手に一般用医薬品(大衆薬)のネット販売権の確認を求めた訴訟の上告審で、最高裁判所が昨年12月21日までに、判決を今年1月11日に言い渡すと決めたことからだった。これは、二審判断の見直しに必要な弁論が開かれずに判決が言い渡されるということであり、つまり2社のネット販売権を認めた二審判決が維持される公算が大きいとの見方が広がったためだった。

 そもそもこの訴えは、大衆薬を副作用のリスクが高い順に第1類から第3類医薬品に分類し、09年6月の改正薬事法で、厚労省が省令で第1類と第2類医薬品について、ネット販売を原則禁止したことに始まる。同社ほか1社はこれを違法だと主張し訴訟を起こしたが、一審の東京地裁判決は2社の請求を棄却、二審の東京高裁判決は一審と異なり規制を違法と判断し、2社の逆転勝訴としていた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)