ラサ工が人気加速、特定資金の買い攻勢思惑が巡る

 ラサ工業<4022.T>が商い急増の中で7日続伸と異彩を放つ上げ足をみせている。一部市場筋の間では、「先駆した日本カーバード<4064.T>からの一部資金シフトも観測される」(中堅証券営業体)という声もあり、その上値に注目が集まっているようだ。
 突発的な人気化は需給相場の様相が強いが、ファンダメンタルズを度外視されたものでもない。経営再建途上ながら半導体ウエハー再生事業からの撤退が功を奏し収益体質は改善の方向が定まってきた。一方で、買いの根拠として複数の材料を持っている点も強みだ。同社が手掛けるがれき処理用破砕関連機器や下水道掘進機は復興関連の政策テーマに乗る。またLED向けガリウムなど電子材料分野に成長思惑を内包している点は、同社の仕手材料性と合わせて株高への導火線となり得る。既にLED素子原料トリメチルガリウムの試験ラインが台湾で始動しており、まだ未知数ながらもサンプル出荷を経て来期以降の業績への寄与が期待されている。

ラサ工の株価は13時15分現在136円(△12円)。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)