東京株式(大引け)=24円高、戻り売りこなし後場切り返す

 31日の東京株式市場は前場は軟調に推移したが後場に入り押し目買いに戻り足となった。後場は一貫して下げ幅を縮め、引け際にプラス圏に浮上している
 大引けの日経平均株価は前日比24円高の1万1138円と3日続伸。東証1部の売買高概算は37億4892万株、売買代金は2兆2788億円と昨年3月9日以来の水準に膨らんでいる。値上がり銘柄数は838、対して値下がり銘柄数は734、変わらずは125だった。
 きょうの東京株式市場は朝方は利食いが先行。前日に日経平均株価が247円高と急騰していることに加え、東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)や13週移動平均線とのカイ離などから高値警戒感が根強く、買いに慎重な動きがみられた。為替市場でも前場取引時間中は1ドル=90円台で推移するなど円高水準でもみ合っていることも手控え感につながった。しかし、後場は海外資金の流入観測を背景に銀行株や鉄鋼、海運といった市況関連株に大口の買いが入り全般は戻り足が鮮明に。後場後半は為替市場で円安含みに振れたことも買い安心感につながり、大引けの日経平均は小幅ながら3日続伸で着地。リーマン・ショック後の高値である1万1339円(10年4月5日)が視界に入ってきた。
 個別では三菱UFJが売買代金トップで大幅高、2位の三井住友も急騰するなどメガバンクが人気。野村HDも活況裏に上昇した。商船三井など海運株も引け際一段高に買われている。スタートトゥはストップ高、ラサ工も大商いで急騰している。半面、アイフルが安いほかファナックも冴えない。ダイハツ、ヤフーも下げている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)