雇用統計への期待感よりも円一段安への期待感

雇用統計への期待感よりも円一段安への期待感
本日は、月に一度のビッグイベントである米雇用統計が発表される。

米FRBが、緩和策を維持する期間の目安として失業率の目標(6.5%)を設定した事から、従前にも増して雇用統計への注目度が高まっている。

通常なら米雇用統計発表当日は比較的おとなしい値動きになる事が多い東京市場だが、本日のドル/円は2010年6月以来の高値となる92.25円まで上昇している。

とはいえ、米雇用統計の改善期待が大きく盛り上がっているというわけでもなく「これ」という決め手のないまま円売り主導で上昇しているようだ。

ここから推測される市場参加者(主に買い手)の心理は、「米1月ADP全国雇用者数の好結果(19.2万人増)から、雇用統計が大きく下ブレするリスクは小さく、小幅に予想を下回る程度であれば『アベノミクス』期待による円の先安感を弱める事はないだろう。

逆に雇用統計が上ブレた場合は円安基調にドル買いが重なり上昇が加速する可能性がある。ならば、今のうちに・・・」というものではないだろうか。

極端に表現すれば、本日のドル/円相場は、米1月雇用統計が下ブレたとしても押し目買いが下値を支え、上ブレた場合も「アベノミクス」期待による円の先安感から利益確定の売りが出にくいという事になるのかもしれない。