住友化が続伸、13年3月期業績の最終赤字転落も千葉工場の製造停止で中期の収益改善を期待

 住友化学<4005.T>が続伸。1日引け後に13年3月期連結業績見通しの下方修正を発表。売上高は前回予想の2兆200億円から1兆9700億円(前期比1.1%増)に、経常利益は620億円から450億円(同11.3%減)に、純損益は100億円の黒字から500億円の赤字(前期は55億8700万円の黒字)に減額し、純損益は79.0%増益から一転、大幅な赤字転落となる見通し。新興国の景気減速により基礎化学品の市況悪化や、石油化学品需要の低迷で売上高、経常利益を減額。固定資産の減損損失や繰延税金資産の取り崩し、千葉工場の再構築に伴う影響を織り込んだことが最終赤字の要因だ。
 また、3月期末配当は無配として、第2四半期末に実施した6円のみとし年6円(前期は年9円)にするとした。同時に15年までに主力の千葉工場のエチレン製造設備を停止すると発表、エチレンの国内生産撤退を軸に合理化を進め、固定費の削減を進めるとしており、中期の収益改善につながるとの期待から買いが優勢になっている。

住友化の株価は9時23分現在276円(△6円)。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)