円売りは“一旦は一服する”…?

米雇用統計、予想の範囲内から“失望”-円買い戻し
※ご注意:予想期間は2月5日と表示されていますが、本日(4日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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  先週末の注目は何といっても米雇用統計でしたが、目立ったのはその米雇用統計ではなく、その後のリスク選好による円売り進行でした。

 その米雇用統計は、非農業部門雇用者数が+15.7万人(予想:+16.5万人)、失業率は7.9%(同7.8%)と、事前予想を下回りました。このため失望の円買い戻しが優勢となり、92円台を回復していたドル円は再び91円後半へと押し戻されました。つれてユーロ円も値を下げるなど、期待感を背景にした円売りは収束するかに思われました。
しかしながら形勢逆転-円売り再燃
 ところがその後に発表された米消費者態度指数・米ISM製造業景気指数が事前予想を大きく上回ったことで、NYダウが14,000ドルを突破する動きを見せました。そうすると形勢は逆転し、リスク選好の動きから円売りが再燃する格好となりました。こうしてドル円は10年5月以来となる92.961円・Bidまで上値を拡大し、そしてユーロ円も10年1月以来となる126.966円・Bidまで上昇するなど、それぞれ上値を模索しながら先週の取引を終えています。
“一旦は一服する”と考えるのが自然だが…
 こうした中で週明けとなる本日の展開ですが、米雇用統計の発表を前にした思惑の台頭、発表直後の失望による円買い戻し、そしてその後に台頭した円売り再燃という乱高下を考えると、円売りの動きは“一旦は一服する”と考えるのが自然となります。テクニカル的にも93円・127円といった心理的な節目が目前に迫っており、その手前にはオプション絡みの防戦売りも散見されています。米雇用統計を終えたことからマーケットは新しいテーマを探している感があることを考えると、それまでは“一旦は一服する”と考えるのが自然となるからです。

 もっとも当該ラインを超えると、「さらに上方向へと跳ねる動き」は当然、想定されるところです。このためあくまでも“一旦の一服”であることを鑑みると、上方向への警戒は怠れないところですが…?