<株式トピックス>=1ドル=93円台に下落で円安加速へ

 4日午後7時現在の外国為替市場での円相場は、1ドル=93円10銭台と、いよいよ93円台に下落してきた。2010年5月13日以来、約2年9カ月ぶりの円安・ドル高水準となっている。目先のフシ目とみられていた93円ちょうどの水準を下回ったことで円売り・ドル買いの勢いが増しているようだ。
 ユーロ円主体にクロス円でも円安が進行している。リスクオン的な円売りの様相を呈している。米雇用統計は事前予想をやや下回ったものの、米株市場が年初来高値(リーマン危機後の戻り高値)を更新して上昇していることで、米長期金利が上昇しやすい地合いとなっている。
 これで、テクニカル的には95円台が明確に意識される展開となってきた。市場関係者の間では「95円は規定路線」との意識が定着しており、焦点は「1ドル=100円までの下落を見込むべきか否か」に移っているという。
 注目されるのは、先週末1日、ロシアのストルチャク財務次官が「円安批判は冷静に」として、日本のデフレ対策は議題にならないという認識を示したという。ロシアは今月15~16に日開催予定のG20(主要20カ国財務相・中央銀行総裁会議)議長国。欧州などから声が上がっている「円安誘導批判」が不発に終われば、1ドル=100円の現実味も増してきそうだ。連動して株価も一段高への期待が高まってくる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)