<マーケットアイ>=パナソニックS高、主力株に強烈買い(1)

 きのう4日の東京株式市場は終始堅調な展開で、日経平均株価は5日続伸。金融相場の色彩が一段と強まり、業種を問わず主力株に資金が集し東証1部の出来高は44億5344万株、売買代金は2兆3399億円と記録的な高水準の商いが続いている。東証1部の値上がり率上位に主力大型株が名を連ねる中でも、異彩を放ったのがパナソニック<6752.T>のストップ高だ。

 パナソニックは寄り付きから人気を集めていたが、その後買い人気が加速し、前週末比100円ストップ高の692円カイ気配で張り付く人気となった。ここにきて連日大商いのソニーの上昇に連動して出遅れ修正の買いが一気に厚みを増しており、日本を代表する主力ブランドの一社として異彩を放ち始めている。

 市場では「昨年までは、業績の大幅赤字で経営リスクまで懸念されていたが、ここにきて足もとの業績改善傾向をみて、そのマイナスプレミアムが解消されてきたことが大きい」(国内準大手証券)という。

 また、「もとよりブランド力はあるだけに、ここ急速に進行する円安を受けて海外の同業他社と競争する力が復元するとの思惑が、機関投資家にとっての買わざるリスクを呼び覚ましている」(ネット証券大手)という指摘もある。「それとは対照的に韓国サムスンは、昨年秋口以降進むウォン高で相対的に不利なイメージが強まっており、日本の主力電機メーカーはその面で優位性が意識されはじめた」(同)としている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)