パナソニックが続急騰、全体相場に抗して出色の上げ足

 パナソニック<6752.T>が急伸、前日の大商いでのストップ高に続き、きょうも一時前日比83円高の775円まで買われるなど、全体相場が調整ムードとなる中で出色の上げ足をみせている。同社が先日発表した12年4~12月期の連結営業利益は前年同期比で3.1倍の1219億円となるなど業績の回復が確認され、これを号砲とする買いが一気に強まった。継続的なリストラの実施が収益力の回復をもたらし、為替市場での対ドル、対ユーロでの急速な円安進行も強力な支援材料となっている。ただ、ここにきての急速な水準訂正はファンダメンタルズへの評価というより株式需給的な要素が強い。「昨年来、同社株やソニー、シャープ、NECといった日本の主力電機の業績低迷組は、ヘッジファンドなどが主体で貸し株調達によるカラ売り対象となっていた。為替の円安を背景として全体相場に浮揚力が働く中で、その巻き戻しがシャープ、NEC、ソニー、そして同社という順に始まった」(準大手証券)という見方が有力だ。

パナソニックの株価は10時41分現在764円(△72円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)